ルーマニアワインの生産
ルーマニアはヨーロッパ、特にスイスなどでよく知られているワインの生産量世界第12位のワイン大国です。
現在は、量から質への移行で生産量は減少しているものの、ルーマニアワイン自体の品質は、
フランスは別格としてその他の生産国と比べても遜色のない高い品質レベルを維持しています。
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ルーマニアは古代からのワイン産地

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伝説によると、デュオニソス(ワインの神様:バッカス)はドナウ川の北、
現在のルーマニアがある地域の出身者であると言い伝えられており、
ワイン造りの歴史も紀元前からこの地で行われていました。
事実、モルダヴィア地方では5、6千年前のワインの容器が見つかっています。
このルーマニアの地にはダチア人(ダタエ人)と呼ばれる民族が定住していましたが、
西暦106年にローマ帝国の一部となりました。このローマの属州となった時代にローマ文化
を取り入れたことが、ルーマニアが東欧でも唯一のラテン国家といわれる所以です。
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中世のルーマニアワイン
ルーマニアの地形や気候はワイン造りに適しており、
ルーマニアにしかない原産のブドウ品種を使った品質の良いワインが数多く醸造されています。
ルーマニアワインとして特に名高い『コトナリ』の白ワインは、
中世ヨーロッパの皇帝、国王が「モルダヴィアの真珠」、「モルダヴィアの花」と呼んで
常飲していたワインで、 15世紀、モルドヴァ公国を統治していたシュテファン大公らパトロンの奨励もあって
ワインが主要産業の一つとして各国に輸出されており、その生産の中心がモルダヴィア地方にある
コトナリ周辺だったといわれています。
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ルーマニアワインの近年

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近年にも1877,8年のルーマニア王国独立の前後、ドイツ帝国より招いたカロル一世と
フランス皇帝との婚姻関係もあって国際的な交流が盛んとなり、コトナリは 1873年のウィーン、
1889年のブダペストで行われた国際博覧会にて賞を授与され、 1889年のパリ万国博覧会では
最高賞のグランプリを受賞し、特にパリではブームとなりました。
ヨーロッパにおける大戦後の社会主義体制とその後の独裁政権によってルーマニアは
閉ざされた地域となりましたが、1989年の旧政権崩壊の後、
ルーマニアは民主主義・自由経済へと移行し始め、今、
そのヴェールを脱ごうとしています。
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ワインの規定
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ルーマニアにはフランスやイタリアなどの他のワイン生産国でも見られるような
ワインに対する規定があります。
ルーマニアは2007年1月のEU加盟に向けて、現在でもEU基準の農業法やその他の法律の
改正などに日々取り組んでいます。
下記では、現行の規定を簡略化してご紹介しています。
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原産地(■)と収穫状況(○)の規定

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■ D.O.C.C.
■ D.O.C.
■ V.D.O.C.
■ V.S.
■ V.M.
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DOCよりも高い品質基準を要求される
原産地統制名称ワイン
原産地統制名称上質指定ワイン
上質指定ワイン
テーブルワイン
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○ C.M.D.
○ C.T.
○ C.S.
○ C.I.B.
○ C.S.B.
○ C.M.I.
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完熟期に収穫されたもの
遅摘み
選別後収穫
貴腐菌発生後の収穫
ブドウがレーズン状になった後に収穫
貴腐菌が発生し、完熟した後に収穫
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ワインが含む糖分の割合に関する規定

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▼ 辛口
▽中辛口
△中甘口
▲ 甘口
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1リットルあたり4グラム未満
1リットルあたり4グラム以上12グラム未満
1リットルあたり12グラム以上50グラム未満
1リットルあたり50グラム以上
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その他の規定と調査機関

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使われたブドウ品種をワイン名として使用する場合
(例:コトナリ社の「グラサ・デ・コトナリ」等)は、
その品種が85%以上使われていなければならない。
これらの規定は、農業省・国立ワイン協会・国立調査委員会によって調査・評価される。
前述の国立ワイン協会の規定によると、DOCを名乗るには白ワインの場合、最低1、2年、
赤ワインの場合は最低2、3年の熟成が必要とされ、その半期はオーク樽での熟成を義務付けている。
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